『いたずら人形』

ある玩具屋の店主は頭を抱えていた。

太陽が昇ると人形たちが起きて暴れ回るのだ。

おかげで怖がって誰も店を訪れない。

ある日、店主は名案を思いついた。

人形たちに芸を教えよう。

そこから奮闘の日々が続いた。

夜遅くなる時もあった。

数ヶ月後。

店の前で芸を披露すると物珍しさに多くの人が押し寄せた。

大盛況だった。

安堵した店主だが再び頭を抱え込むことになる。

人形たちは夜を覚えたため夜更かしするようになった。

丸一日暴れ回るため睡眠不足に陥った。

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